大きな大きなゾウと小さな小さなネズミ。彼らは見た目も違えば、生きていくスピードも違います。では、ゾウとネズミでは一生を終える寿命はどのくらい違うのでしょう?
彼らの寿命の違いについて調べてみました。
ゾウとネズミの寿命と関係性
陸上で生きる哺乳類で人間に次いで長生きする生物。それはゾウです。
ゾウは種類にもよりますが、およそ70年生きるといわれています。
対して、小さなネズミの寿命はおよそ2~3年。カラダが大きければ長生き、小さければ早く死んでしまう。
なんだか見た目通りですよね。
本川達雄氏の著書である『ゾウの時間ネズミの時間』によると、哺乳類の心臓は一生に15億回打つとあります。
生物学的にみると、どんな生き物も平均寿命に違いがあってもその一生は平等なのだということ。
それぞれに時間の流れに違いがあり、そのカラダの大きさの違いにより鼓動の速さに違いがあるということが詳しく書かれてあります。
ゾウの心周期は3秒ごとに1回。1分間でおよそ20回です。
対してネズミは0.1秒ごとに1回。1分間でみてみると600回もドキンドキンしているんですね。
ゾウとネズミは心周期に大きく違いがあって、それに比例するかのように寿命の年数も大きく違います。
それでも一生分の心拍数はほとんど同じだなんて、とっても不思議ですよね。
余談ですが、ゾウはネズミが苦手だという逸話や噂があります。
専門の方が答えてあったのですが、ゾウは大きいカラダを持ちながらも、神経が細やかで観察力が高いのだそう。
けれどもネズミは小さいのでゾウには見えにくく、足元や身近な場所でカサカサ動く音がするとゾウはドキドキすると考えられているんです。
確かに見えないところで物音がしたら私たち人間もドキッとしますが。
それと同じことなのでしょうか。
ちなみに動物園のゾウさんは飼育場所の環境上、ネズミが出入りすることが多いらしく慣れているパターンが多いんですって。
まとめ
ゾウの寿命に関しては野生においての平均寿命がおよそ70年である、といわれています。動物園で飼育されているゾウだと実際には半分くらいの寿命らしいです。環境がその一生を左右するのですね。しかしそれは人間もその他の生物も変わらないと思います。