体格も同じくらいで、目はくりくりしていてあまり大差はありません。
しかし、世間の人が抱くネズミとリスのイメージは全く異なります。
両者において、いったい何が違うのでしょうか?
そこで今回はネズミとリスの違いについて紹介していきます。
何類に属しているの?ネズミとリスの違いは?
リスとネズミは、2種類も同じ齧歯(げっし)類に属する生き物です。
一般的なイメージとして、リスは「可愛い動物」なのに対し、ネズミは「気持ち悪い動物」があります。
アニメのゲゲゲの鬼太郎においてもネズミ男は、とても悲惨な扱いを受けています。
ディズニーランドのミッキーやミニーは例外として考えてください。
現実問題として、台所や自宅で獰猛に牙を向けるドブネズミに出合った場合に、
この愛らしいキャラクターを連想することは難しいでしょう。
まず、リスとネズミの違いは尻尾の形に見ることができます。
リスは、尻尾に毛が生えてフワッとしています。
森の木の「うろ」などにリスは巣を作るので、冬にしっぽから体温を奪われると命に関わります。
ですから、尻尾に毛が生えていると考えられます。
一方、ネズミは毛がなくてツルッとしています。
人間の家などに入り込み、暖を取ったり、中には巣を作ったりするものもいます。
また洞穴とか積み上がった枯れ草の下や地面の下などに暮らすことができます。
尻尾が露出して熱を奪われることはないので、毛は退化したと考えられます。
もう1つの違いは、リスとネズミの生活環境です。
リスは主に樹上で生活をしますが、ネズミは地上に巣を作り生活することが多いです。
先ほどのことと関連しますが、ライフスタイルに合わせて尻尾が変化したと考えらます。
まとめ
ネズミもリスも同じ齧歯類に分類されますが、外見上の大きな違いがあることが分かりました。
尻尾が毛で覆われているか、いないかに違いが見られます。
これは生活スタイルが関係しており、毛があることが役に立つ場合と、ない方が役に立つ場合があります。
それぞれの進化の過程に応じて、体の一部をうまく変化させ棲み分けているのだと思いました。