2013年に、イランで起こったネズミにまつわる事件を取り上げたいと思います。
同じことを伝えていても、情報の伝え方しだいで、印象はガラリと変わってしまいます。
巨大なネズミがイランに出現って本当?
今から数年前、イランのテヘランで突然変異によって巨大化したネズミが暴れまわる事件が起こりました。
駆除するために陸軍スナイパーチームが出動したというから、尋常ではありません。
テヘラン市議会環境顧問であり、大学教授であるイスマイル・カーラム氏によると、
この巨大ネズミは化学物質と放射能によって遺伝子が突然変異を起こし、
その結果、ミュータントネズミになったといいます。
この化けネズミは、体重が5kgほどあり猫くらいの大きさをしています。
さらに昔から使われてきた毒薬にも耐性を持っており、効果がなかったそうです。
そこでイラン政府は、狙撃ライフルで武装した陸軍のスナイパー10人でチームを結成しました。
ミュータントネズミを昼夜問わず、化学毒などを使って駆除しており、ネズミとの闘いでした。
この件についてCNN.co.jpが伝えている情報をもとに、説明します。
ネズミの繁殖に苦しむイランの首都テヘランで、狙撃チームが空気銃でネズミを撃つ訓練を受けています。
当局者によると、貨物船に紛れて外国からイランに入り込んだドブネズミが大繁殖したそうです。
市内26地区で問題となっています。
このため日中は殺鼠剤を使って駆除する一方で、夜間は狙撃班が赤外線レンズを使ってネズミを追います。
当局者は「(コンピューター)ソフトウェアを使ってネズミが集まる場所を突き止めている」と話す。
2013年末までに40の狙撃チームを組織して、ネズミ退治に当たらせたいとしています。
これまでに駆除した数は2205匹、死骸は焼却処分にするか、専用の捨て場に埋めています。
まとめ
誇張されて報道されると、こうもガラリと印象が変わるものだと改めて思いました。
確かに、ドブネズミの被害はいろんな国で拡大しています。
しかし、飛躍し過ぎた報道に信用はできませんね。