ぱっと見は、ハムスターも家ネズミも姿や形はなんとなく似ています。
具体的にはどんな共通点があり、相違点があるのでしょうか?
これら2つをテーマにして紹介していきたいと思います。
ハムスターと家ネズミの共通点は?
2つの共通点があります。
まず、生物学的な分類上においては、ハムスターも家ネズミも、ネズミの一種ということになります。
大きな枠でくくれば、ハムスターも家ネズミも同じ仲間だということになります。
次に、野生のネズミなどが媒介する、レプストピラ菌による感染症を挙げることができます。
感染しているネズミの尿が、傷口や粘膜に入ることにより感染する病気です。
また、河川や汚染された水田などにもこの菌は存在し、日常からでも感染する恐れがあり、人獣共通感染症として知られています。
ただし、人から人への感染はありません。
ハムスターが感染源になるとは考えにくいですが、感染の「疑いのある」患者が出ているそうです。
ハムスターと家ネズミの違う点は?
両者の最も大きな違いは尻尾の長さです。
ハムスターは、ほとんどと言っていいほど尻尾がありません。
しかし、家ネズミは、体長よりも長いのも、短いのもいますが、ある程度の長さはあります。
ネズミの尻尾は、樹上などでバランスを取るために使われます。
したがって、ハムスターはモグラのように地べたをはって生活しています。
砂漠などの乾燥した草原に住むハムスターは、木や岩などに登る必要性がありません。
ですから、身体のバランスを取るのに必要な尻尾が退化したと考えられています。
食性にも違いを見ることができます。
ネズミは雑食性、ハムスターは草食に近い雑食性です。
よくヒマワリのタネをハムスターのエサとして与えていますが、脂肪分が多いです。
それくらいハムスターは、カロリーを必要としません。
動き回るネズミの方が多めにタンパク質を必要とするようです。
まとめ
ハムスターと家ネズミが同じ仲間だとは思いたくはありませんが、それが事実なんですね。
ネズミの尻尾にバランスを保つ役割があったとは、まったく知りませんでした。