人家に発生する3種のねずみを、総称して家ねずみと呼ぶことがあります。
トムとジェリーに出てくる、ジェリーのようなねずみを皮切りに、2種を取り上げていきます。
その中でも、最も小さいねずみと大きいねずみの特徴についてそれぞれ紹介していきたいと思います。
茶色で、小さい、家ねずみの特徴は?
家ねずみと称されるものの1つに、ハツカねずみがあります。
ハツカねずみの外見的な特徴は、体長6㎝~10㎝くらいです。
尻尾の長さは体長よりも短いですが、耳が大きいのが特徴です。
背中の色は、白、灰色、黒、褐色など、部分によって異なります。
体重は10g~30gと、とても軽いです。
性格は大人しいですが、警戒心はそれほど強くありません。
泳ぎは苦手ですが、とても身軽でジャンが大の得意です。
生活をしている場所は、商業施設周辺、倉庫や物置など狭い場所でも平気です。
巣穴は、家具などのすき間や他の生き物の巣穴を利用することもあります。
茶色で、大きい、家ねずみの特徴は?
家ねずみの中で、一番大きなものがドブねずみです。
ドブねずみの見た目から分かる特徴は、体長20㎝~28㎝以上ととても大柄です。
尻尾の長さは体長よりも短く、頭の大きさに比べて耳も小さいです。
背中の色は、茶色に近い灰色をしています。
体重は200g~500gと、ハツカねずみの数十倍の重さです。
高いところは苦手ですが、泳ぎはとても得意で、しかも寒いところであっても平気です。
湿気の多い場所を好み、植え込みや土手、コンクリートの間に巣を作ります。
逆に、マンションの高い階に、現れるようなことはありません。
ちなみに、人を咬んだりする獰猛な一面も見られます。
まとめ
ハツカねずみとドブねずみは、外見的にも大きな特徴の違いを見ることができます。
前者は、小さく、頭の大きさに比べて耳が大きいです。
後者は、大きく、体長より尻尾が短く、耳も小さいです。
家ねずみと総称されていますが、生息環境や運動能力などに違いがあることも分かりました。