日本の家庭において、ゴキブリと並んで嫌われている生き物と言えば、ねずみをおいて他にありません。
日本で家ねずみと呼ばれるのは、ハツカねずみ、クマねずみ、ドブねずみの3種です。
今回は、これら3種の見分け方を3つの観点から考えていきたいと思います。
ねずみの種類!外見的な特徴での見分け方は?
家ねずみにも、見た目で分かる大きな違いがあります。
手のひらにのるくらい小さなねずみが出たら、それはハツカねずみです。
他の2種と比べて、半分以下の大きさしかありません。
体よりも尻尾が長く、耳が顔に対して大きいものはクマねずみの可能性が高いです。
一方、体が大きく、尻尾の長さがそれより短い場合はドブねずみです。
ねずみの種類!出現場所での見分け方は?
他のねずみでは入れないような小さいすき間に糞の痕跡を見つけたら、ハツカネズミの仕業です。
体が小さいぶん、身軽でどこにでも入り込んでしまいます。
外で暮らすものもいますが、寒さを避けて冬場にだけ民家の倉庫・物置に避難してくる個体もいます。
クマねずみは運動が得意です。
外の電線・排水パイプも簡単に上って、どこからでも入ってきます。
寒さに弱いので建物の中に巣をつくることが多く、天井裏で走り回るのは、このクマねずみです。
移動しながら糞をするので、移動ルートのあちこちに糞を落としています。
水まわりの被害が多いときは、ドブねずみが原因と考えられます。
ドブねずみは湿気や寒さに強く、ビル1階の飲食店に出ることも多いです。
泳ぎも得意で、家の外に巣をつくることも多く、床下や配水管などから入ってきます。
一方、高いところに上るのは苦手なので、マンションの高い階には出ません。
ねずみの種類!糞の形や特徴による見分け方は?
家ネズミの糞の大きさは、体の大きさに比例しており、それぞれ特徴的な形をしています。
ハツカネズミは4㎜から7㎜の、先端が尖った針のような糞をします。
クマネズミは6㎜から10㎜の、細長くてふぞろいな糞をします。
それは、クマネズミがあちこちを動き回りながら排泄をするためです。
ドブネズミは10㎜から20㎜と大きな、丸い糞をします。
まとめ
家ネズミ3種について、3つの観点から判別できる方法を紹介しました。
外見的な特徴、出現場所、糞の形状と、どれも分かりやすい違いが見られます。
こんなに簡単に見分けることができるとは、思ってもみませんでした。