家屋に侵入してくる、ねずみは、ハツカねずみ、クマねずみ、ドブねずみの3種がいます。
生息している場所も、食の好みも違いが見られます。
それは出産においても同じでしょうか?
これからねずみの出産をテーマに、紹介していきたいと思います。
3種のねずみの出産で、何匹の子供が生まれるの?
ねずみ算式に増えるという言葉がありますが、その実際はどうなのでしょうか?
一般家庭に出現することの多い、ハツカねずみ、クマねずみ、ドブねずみについて見ていきましょう。
田畑や倉庫・物置・自然環境に近い建物などで目にすることが多い、ハツカねずみは狭い場所を好みます。
妊娠期間は17日~20日、1回の出産で生まれる子供の数は5匹~6匹です。
年間で、なんと6回から10回も妊娠します。
ということは、1年間で30匹~60匹の子供を出産することを意味します。
生まれた子供は約2~3ヶ月で成育し、繁殖できるようになります。
天井や壁の中など、比較的高い場所で暮らすことの多いのは、クマねずみ。
妊娠期間は20日~21日で、1回の出産につき6匹~7匹の子供が生まれます。
出産の回数は、1年で合計5回~6回と多いです。
したがって、1年につき30匹~40匹の子供が誕生します。
生まれた子供は約3~4ヶ月で大人になり、繁殖できるようになります。
ドブねずみは、厨房や下水溝など、比較的低い場所で生活していることが多いです。
妊娠期間は20日~21日と短く、1度の出産で7匹~9匹の子供を産みます。
年間を通して、5匹~6匹の子供を出産します。
ですから、1年間で産む子供の数は40匹~50匹にもなるということです。
生まれた子供は約2~3ヶ月で成育し、妊娠できるようになります。
まとめ
一般家庭に現われる、ねずみの出産までの過程を追いましたが、それほど大きな違いはありませんでした。
どのねずみも幼体から成体までの期間が短く、「ねずみ算式」という言葉があるのも納得できます。
すべての子供が順調に育つとは言えませんが、家の中で1匹のねずみを見かけたら注意しましょう。