すばしっこいイメージの強いネズミですが、足の指はいったい何本あるのでしょうか?
また、ネズミはネズミでも、怪我の名称にネズミを冠したものが存在します。
今回は、ネズミに関する足の話をテーマに、話していきたいと思います。
ネズミの足の本数は?
ハムスターやリスなど一般的な齧歯(げっし)目の足の指の数は、前足で4本、後ろ足で5本です。
2013年2月7日に米科学財団(National Science Foundation)から、次の研究結果が報告されました。
人類を含む哺乳類の祖先は、虫を食べるネズミサイズの4足歩行動物だったということです。
恐竜が絶えた後に、ネズミのような小動物が分化し、いろんな種の生き物が誕生したそうでうす。
ちなみにあの有名なキャラクター、ミッキーマウスの前足の指の数も4本で生物学的には正しいのです。
しかし、これは当時の映像技術が未熟だったため、4本指にしたという逸話が残されています。
後ろ足の指の数を5本描きにしてアニメ化すると、5本以上に見えてしまったそうです。
怪我についたネズミ!ネズミ関節炎とは?
肘や膝の関節を構成する骨や軟骨の一部が何らかの原因ではがれ、関節内を動き回るものを言います。
関節内遊離体とも言います。
病気というよりも骨の損傷にともなって現れる症状の1つです。
剥がれたかけらは、ネズミのように関節内をただよい動き回ります。
それが関節の間にはさまると、関節が動かなくなる「ロッキング現象」や膝関節に痛みを引き起こします。
何かの拍子にかけらが外れると痛みやロッキングは治まりますが、何度も繰り返すおそれがあります。
その回数が増えるほど骨が傷つき削れてゆき、関節が変形する変形性膝関節症につながります。
関節ねずみは膝や肘の関節に起こることが多く、股関節や足関節などにも生じることが見られます。
かけらの大きさは1㎝~2㎝ほどですが、関節液の栄養を吸収して大きくなることがあります。
逆に、そのかけらが自然に消えたり、小さくなったりすることはありません。
まとめ
ネズミの足の指の数が前足と後ろ足で異なるとは、まったく知りませんでした。
進化の過程にネズミの影があったことも驚きです。
ネズミ関節炎になったら、すぐに病院へ行くことをおすすめします。