ネズミのオスとメスが出会うと、お互いの顔をこすりつけることがあります。

これは、視力が悪いネズミたちならではのコミュニケーションですが、このときに流す涙には繁殖に関する重要な秘密があるようなのです。

今回はネズミの涙について調べてみました。

オスの涙

オスの涙には、一種のフェロモンが含まれていることがわかっています。

このフェロモンによって、メスの気を惹きつけ、子どもを作ろうとします。

メスの涙

オスのほか、まだ子どもを産まない未成熟のメスの涙にもESP22とよばれるフェロモンが確認されています。

しかし、これはオスとは逆に相手の性行動を抑性する働きがあるフェロモンです。

このフェロモンが分泌されると、オスの脳の情動をコントロールする部分に伝わり、オスの性行動が抑性される仕組みになっています。

大人になったメスにはみられないフェロモンです。

このフェロモンは今後、ネズミの繁殖を抑えるのに役立つ可能性があるとして、研究されています。

ネズミ 涙 フェロモン

ヒトの女性の涙も同じ?

イスラエルの研究チームが実施した実験によると、女性が悲しいときに流した涙のにおいを男性に嗅がせると、男性が女性から感じる性的魅力が減退することがわかっています。

脳を確認してみると、性的興奮を感じる視床下部の活動が弱くなっていることがわかりました。

また、同時に心拍数や男性ホルモン濃度も低下するようです。

ラットの赤い涙

フェロモンとはまた異なりますが、ラットの眼にはハーダー腺とよばれる部分があります。

はっきりとした役割は明らかになっていませんが、おそらく、眼球の湿潤化に重要な役割を果たしていると考えられています。

ここから分泌されるものには脂質やポルフィリンが含まれることが多く、赤色の涙がみられることがあります。

出血と間違えることがありますが、正常ですので問題はありません。

ただ、ストレスや疾病時には通常より量が増えるようです。

スポンサードリンク

まとめ

ネズミの涙には重要なメッセージが含まれていることがわかりました。オスとメスとでは真逆の効果がある点が面白いですね。ヒトの女性の涙が男性に影響を与えることも興味深いです。しかし、女性の涙はなかなか手強いようです。

スポンサードリンク